このレビューはネタバレを含みます
"兄ちゃん、砂漠から抜け出したくねぇか?"
人間の卑しさを如実に表した映画。金に目がくらむ様が、ガイ・リッチーの『ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ』を彷彿とさせる。
地獄の沙汰も金次第。柄本さん演じるヤクザの親分は、さながら地獄の悪魔といったところか。
岡田さんの演技は確かに素晴らしいのだけど、時々大げさにも思えた。綾野さんは『ヤクザと家族』で見せた、ドスの聞いた声が特徴的。最後、車で突っ走る時の二人のボロボロの顔の表情が、サイコ丸出しで最高!
原作の韓国版よりも、本作の方が人間味に溢れていて好き。