人をはね隠蔽しようと思ったが最後。
人の道を外し倒して、どんどんピンチに陥ってずっとあわあわしている刑事役の岡田准一の困り顔が面白い。
スリルよりも笑いのほうが勝っていて、
死体遺棄する方法をひらめいて「いけるぞ」みたいな表情には、おいおいと。
そんなその場しのぎで乗り切れるわけもなく、
監察官の綾野剛に嗅ぎ付けられるが、
こいつが相当ヤバい。
顔をピクピクさせて感情を押し殺してはいるが、キレると殴るは蹴るでピストルもバカバカ撃つ。
手段を選ばず、どこからかクレーン車も調達して脅しの道具に使ったりと、暴力の化身となっていた。
法事、結婚式、年越しカウントダウン
厳かだったり幸せなムードの中で、
この2人が裏でバチあたりを繰り返し
タイトル通り、行くところまで行っていた。
ヤクザから裏金に冒頭で触れられ、
のちのちの金の話もスっと入ってきて、
札束の壁を使ったアクションも見応えがあった。
金庫の解錠に必要な指紋の採取の仕方や、
ひき逃げされた男のそばにいた女が
思わぬところで再登場して驚いてニヤけた。
教訓
・改めてヤクザや金は怖いもの
・人間焦ると、ろくな事がない
・バットデイが続いても朝日を浴びると元気になれる
「母ちゃんごめんな」
「感動した」
「重いな」
「砂漠を出たくねえか」