「新聞記者」「ヤクザと家族」の藤井道人監督が、小さい頃から憧れだったと語る「ヘルドッグス」「ザ・ファブル」の岡田准一を主演に迎え、敵役に「ヤクザと家族」「アバランチ」で藤井組/警官役と相性のいい綾野剛を配した、2014年の韓国映画の日本リメイク作品。（他にも中国、フランス、フィリピンでもリメイク）
藤井監督は、原作にちょっとした日本独自の設定を加え、岡田くんのコミカルさとアクション・センスを軸にして、見事にクライム・ハードボイルド・エンタメな味付けのリメイクに仕上げています。
それにしても、藤井監督はほんとジャンルレスで、青春映画/恋愛もの/社会派作品と色んなのを上手く撮りますねー。
韓国映画らしいカウントダウン/バイオレンス/サスペンス要素を、アングルやカットの画の強さも何度もコンビを組んでる撮影:今村圭佑の腕で、しっかり藤井組の色に塗り替えてます。
そして、今作でも怪演の柄本明。
まだまだ子供たちには負けん！と「ある男」「ロストケア」そして今作と怪演連発、圧倒的な存在感でストーリー的にも要となるアクセントをつけてます。
全てが揃って極上のエンターテイメント作品、ぜひ劇場でご覧あれ！
