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最後まで行くの503のネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分用

【ストーリー】(ログライン)
ヤクザと繋がりをもつ底辺刑事が
人を引き殺す。
その死体を隠しながら別の大きな事件に巻き込まれていく

(1幕)
工藤、人を引き殺す(母が危篤の為急ぐ)
遺体を車に詰め逃走
検閲で矢崎に救われる

(2幕)
母を看取る→死体を隠す
母の棺桶に遺体を隠す
ヤクザから金になる話を聞く
(ある男を捕まえる)→その男が遺体の男
工藤の携帯に事件を知る男から連絡
→矢崎に娘を拉致される

ーーーーー
矢崎、金庫の鍵を持って逃げた青年を追う
ヤクザの手を借りながら追い詰める
→工藤がその遺体を運ぶ
ーーーーー

工藤、出棺される前に遺体を取り出す
協力してくれた同僚が殺される
矢崎との取引に向かう
→娘を取り戻し ヤクザからもらった爆弾で矢崎を殺す

(3幕)
遺体から奪った鍵で金を取りに行く
矢崎が現れ銃撃戦へ
2人とも力尽きる→ヤクザに全て持っていかれる(最初から計画)

全てが終わり家族に電話する
→矢崎がまた現れる

【構成】
見ていて飽きない
どんどんストーリーが転がっていく
特に矢崎のパートに入ってからがめちゃくちゃ面白い。
序盤の間抜け刑事から
一気に狂気にシフトしていく感じたまらん。

やっぱり矢崎のパートが効いてるわ。

【演出】
やっぱ藤井道人はバイオレンスよね
岡田純一と綾野剛の演技半端ない

ボコボコにされる時の音
腫れていく顔
リアル感がいい。

張り詰めたシーンから一気にぶつけてくる感じ
特に車に鉄塊が落ちたシーンとか
緩急でやられた。

でも何といってもラスト
金庫から出て墓地での喧嘩もかなり好き
羅生門みたいな不細工な殴り合い

そして最後のカーチェイス
2人のボロボロの顔面からのあの笑顔
完全にいっちゃってる
その演技力に脱帽

【映像】
彩度は低めで無機質でかっこいい映像
夜のライティングもかっこいい

パンチでシーンを繋いだりする使い方もGOOD
総じて男臭くてかっけぇ。

【感想】
序盤、岡田准一のポンコツ物語かなと思いきや
綾野剛のパートになり急変

やっぱ綾野剛の演技半端ないわ。
冷酷なあの笑顔、怖すぎる。

最後のカーチェイス。
あれは完全に最後までいっちゃってるよね。
追突した瞬間の綾野剛の表情が
本当に鳥肌たったし2人が狂気じみた笑顔がえげつない。

こんな人間も世の中にいるんだなって
納得させられてしまった。

ジェットコースターのように早い展開で
飽きることがない
けっこう面白かった。
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