たけ

最後まで行くのたけのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
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韓国映画「最後まで行く」をリメイクしたクライムサスペンス。ひとつの事故を発端に追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンス。

完成度の高いオリジナル版をどうリメイクしたのか?とても気になり、オリジナル版を観たその日に映画館に行ってきました!

今作に限らず、僕は作品をリメイクする必要性をあまり感じていません。韓国のリメイクだと、最後に観たのは「ブラインド」の日本リメイク「見えない目撃者」ですが、正直オリジナル版で十分だと思える内容でした。
かなり遡りますが、1997年公開の「オープン・ユア・アイズ」のリメイク「バニラ・スカイ」も当時同じように感じていました。
リメイク反対派とまではいきませんが、リメイクの必要性を感じていない、僕独自の視点でのレビューになります。

ストーリーの本筋はそのままに、日本向けにうまくアレンジしていたと思います。韓国と日本の文化の違いに着目し、そこから日本独自の展開を新しく作っていったのだと思います。リメイク作品としては期待していた以上に楽しめました。

注目したいのは、主演の岡田准一さん。彼のコミカルな仕草そのものが、オリジナルにはない日本版独自の要素だとも言えます。作品としても、オリジナル版にコメディ要素がプラスされていて、リメイクとしての完成度はかなり高いと感じました。

総合的に見ると、それでも僕は韓国のオリジナル版のほうが好きです。この辺りは好みで意見が別れるところですが、このように2作品を比較して見るというのは、リメイクだからこそできる楽しみ方とも言えますよね。

同じ作品で楽しい一日を過ごせました。
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