男の何？誰にも組みしたくねえ勝ち組になりてえプライド？本能？が遺憾なく溢れ出た、汚職ヤクザ不良警官バリバリのきったねえ人の世の裏側で生きている男達の話。
藤井監督のヘヴィな絵面と登場人物達に、人によっては胸糞な笑いをドッキングしてカラッと観れる映画になっている。
最初は結構エグい人生じゃんとかこんなんなったらオワコンだわ〜って思って観ていたけれど、中盤はそういうことね？！って伏線回収みたいなのが挟まって見応えがあったし、終盤は私欲と譲れない本能のぶつかり合いで命懸けのシーンでかっこいいんだけどゴキブリみたいに動いて生きているサマに笑いが込み上げてきてエンドロールが流れる頃にはなんだこの最っっ高のやつらはよ！！と矢崎よろしくニンマリ笑顔になった。
工藤演じる岡田准一の肉体や歩き方とかで腕っ節はめちゃくちゃあるけれどうまいこと立ち回るのが下手そうな刑事かな〜って考えたり、矢崎演じる綾野剛のキッと冷たいオーラで人を寄せ付けない癖に内面めっちゃ焦ってんやんこいつ！ってなるのがも〜〜面白くて仕方なかった。
個人的に2人の歩き方が足開いてガニ股なのがすき。あと最後の床這っているときの動きとラストの表情。あの絵面を惜しげもなく画面に大放出してくれた藤井監督握手したい。良さを語り合いたい。
脳ゼロでなんかわり〜やつらのダークでポップな映画観たい！ってときにオススメの映画です！！
また観て工藤と矢崎のひととなり考えたい笑
あんな奴ら好きに決まってるわ〜〜ほんと最高の映画ありがとうございました！
