やばそうな綾野剛を追いかけてこの作品に。
悪徳刑事工藤(岡田)とそれを追う監察矢崎(綾野)という構図だけど、なかなかにヤバい人たちだったね。
工藤がほんと行き当たりばったりのアホな行動を繰り返すんだけど、何故だかなんとか擦り抜けてしまえる。
年の瀬の12月29日、死体をトランクに積んだまま検問に引っ掛かり、刑事だと切り抜けようとするも、日頃の行いの悪さで検問の警官に疑われる。初っ端からもうアカン！って思うんだけど…。
雨の中男を轢き殺した導入からハラハラさせる展開に持って行くの上手いなと思いつつ、自分がこの世界に引き込まれたのがわかる。続きが気になって仕方ない。だって工藤がアホ過ぎる…。
綾野剛の冷たく綺麗な顔が歪むとほんと恐ろしい。綾野剛を見るために見た映画だけど、ほんとに綾野剛が良かった。ラストシーンの綾野剛の顔がほんとヤバい。忘れられない。この人演技のためにかっこいい自分とか全部捨てられるんやなって感心して…凄い俳優だってようやく気付いた感じです。
