まや

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミのまやのレビュー・感想・評価

4.2
ノルシュテインの短編アニメーション映画。クラリネットの穏やかな主題と不安を掻き立てるような弦のトレモロが対比的に提示され、得体の知れない霧の中の「何か」への恐怖を描写する。作家自身がインタビューで「霧の中の大木は寺院のメタファー」と語っていることから、霧の中という空間は主人公の夢または婉曲的な死を表しているように思える。
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