毎週水曜日の夜になると登録しているブリリアショートショートシアターから短編作品のご案内が届く。曰く「水曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか」そう言われるとなんだかハッとする。そうか今週も水曜日まで来たのかあ。
そんな訳で、今週のご案内はこのスペイン映画のSF短編。
以前に観た『エヴァ』に似た雰囲気。暮らしの様子や風景が如何にもなSFチックなものでなく、現代の様子と変わらない。その中に当たり前のようにクローンがいる。
ロケットや宇宙船やらピコピコ襲ってくるエイリアンが出て来ないスペインのSFは魅力的。
どんなに技術が進んでも人間は変わらない、そんなメッセージを受け取る。アントニオ・バンディラス主演の『オートマタ』でも高度なAIを搭載したロボットは売春婦をさせられていた。
本作は短いストーリーの中で大きく捻りのある展開に驚かされる。
怒り、後悔、悲しみ、復讐が巧みに組み込まれている。
週の半ばの気分転換にピッタリ(^^♪
