ゆみな

ニュー・エイジのゆみなのレビュー・感想・評価

ニュー・エイジ(1994年製作の映画)
3.2
かつては燃えるように愛し合ったはずの一組の夫婦が、すれ違い破綻していくのをまざまざと見せつけられる映画ですね。

もう始まりから2人の関係は冷えきっているんだけど、お互いを締め付けず無関心を装うことでやり過ごしてた感はあったの。ただ、旦那が会社を辞めて関係は更に悪化。一緒に住み続けてはいるものの、お互いに不倫相手を連れ込んだりやりたい放題なのね。でも、やっぱり2人の間には愛は残っていて、それを突き進めるとすべてがマイナス方向に向かってしまうって言う皮肉っぽい展開に。
なんかさ、ちょっとわかるんだ。凄い好きで好きで仕方ないのに、一緒にいると窮屈だったり…思うように生きられない辛さもね。ラストの2人が出した結論に私はものすごく納得してしまって、離れた途端に経済面や生活面では安定したけど心の中はどうなのかしら…って、ちょっとクラクラした。

この映画意外と会話のセンスもいいし、ちょっと古臭いとは思いつつオシャレな演出入れ込んできてるのね。
てか、ピーター・ウェラーの色気にビビった!夫婦ではセックスさせてもらえないから架空の設定でセックスするんだけど、なんか迫り方がエロさ満点でニヤニヤしました。
あと、ちょっとだけピアノ弾くシーンがあるんだけど、やっぱり男の人がピアノ弾いてるの好きだわ。
ゆみな

ゆみな