さすがオリオル・パウロ…色んな意味で🙄
彼の作品は初期からほとんど観てきているので、かなり楽しみにしてました。
典型的な「信用できない語り手」手法のミステリーであり、主人公を含め、登場人物のほとんどが信用できない。主人公自身も自分自身を信用できなくなる状況、そして誰にも信じて貰えず合法的に閉じ込められる恐ろしさ。
主演のバルバラ・レニーの顔つきと演技力がバッチリはまってたのも大きい。
とはいえ・・・
オリオル・パウロ作品はたまにプロットをいじり過ぎたり、雑になってるものがあるが、この作品も正直、どんでん返しを作りに行きすぎてて、少々無理があるストーリー展開だし、結末の選択肢も限られる感じ。
と思ってたら・・・やはり原作以上に弄ってしまっているし、そのストーリーラインへの無理やりなミスリードが激しい。
ともあれネタバレ厳禁ね。
後でひとつだけ、ネタバレコメント書いておきます。
…彼の作品のなかでは本作は4位くらいかなぁ。
まぁ粗いとこも多いけど、ミステリー好きなら、あーだこーだ、楽しめる作品でした😀