松原慶太

神が描くは曲線での松原慶太のレビュー・感想・評価

神が描くは曲線で(2022年製作の映画)
3.4
人里離れた精神病棟でおこった奇怪な事件。そこにやってくる私立探偵のアリス・グールド。彼女は事件を捜査するため、パラノイア患者を装い、入院することになっていた...。

この手のミステリーにありがちなパターンかと思いきや、けっこう真相は二転三転とする。ミスリードも複雑で、観終わった後もあたまが整理しきれなかった。ま、だからといって傑作だと言い切れるわけでもないですが。

個人的には、ミステリーそのものよりも、人里離れた豪奢な洋館に、まるで人間社会の縮図のような世界が展開する「魔の山」的な雰囲気がよかったです。

しかし最後15分はいらなかったんじゃないの? あのオチ付けたかったんだろうけど。
松原慶太

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