ティファニーの店先で事故が起こり、その際に、プロポーズのための指輪がピアスと入れ替わってしまい困惑するイーサンと、そうとは知らずに恋人ゲイリーからその指輪を贈られ喜ぶレイチェル、無関係の2組のカップルがクリスマスに交錯する物語。
プレゼントの取り違えから起こる、事態がどんどんこじれていく系のストーリーでありながらドタバタコメディ感は皆無の、大人のラブロマンスでした。
あぁーたぶんこっちの方向に話が展開するのかなという方向に予想通り進み、しっかりヤキモキさせられ、そして色々ご都合主義的な部分もあったりもしますが、
各登場人物の性格や内面などを丁寧に描いてくれているのでちゃんとラストは納得いく着地点にはなっていました。
ダサいセーターのくだりもちゃんと回収してくれて、ほっこり温かな気持ちにさせてくれる、終わりよければすべて良し的な安心感を持った作品で、
作中の時期通り、冬の季節に観るのにふさわしい映画かなと思います。