ひろりん

フィルム時代の愛のひろりんのネタバレレビュー・内容・結末

フィルム時代の愛(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

経緯を分からずにみました。明らかにフィルムに映るフォーマットによる特別なものを撮ろうという試みということは分かります。この監督では珍しく、音楽を使ってることから、この映像以外の何かを求めた効果の探求と理解すると理解の糸口になりそうですね。3章目は韓国の映画史に残るフィルム時代の作品郡。4章目は1章目を声と音響と照明だけで特別な空間を撮ろうとする試み。主人公たちを映さなくても映画が成立させることに成功しています。手ブレがキツイとこ以外は成功しているようにもみえます。ここに愛を見つけられた方はおそらく幸せになれます(!?)
余談ですが、この手法が少しでも気になった方には同時期に撮影された「王国 あるいはその家について」がオススメです。こちらはフィルムではないですが、俳優さんの声だけで映画の成立を試みている作品なので是非!
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