たてぃ

ミケランジェロの暗号のたてぃのレビュー・感想・評価

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)
4.0
ウィーンで裕福なユダヤ人画商の息子とその使用人の息子は親友であったが、ナチスがオーストリアを併合し第二次世界大戦へ突入するとともに、その使用人の息子が親衛隊SSに入隊。そして、ユダヤ人画商の保有する絵画は没収され親子は収容所送りに。

そんな中、ナチスがイタリアと同盟を深めるためにはミケランジェロの絵画を見つけ出すことが重要な案件となり、その絵画を保有してるユダヤ人画商の親子から奪えとのミッションが元使用人の息子に下るという流れ。

ナチスやホロコーストを扱う作品って悲壮感たっぷりなものが多いですが、当作品はあまりなかったのはよかったかもしれないです。

元使用人の息子の小物感がハンパなくおもしろく、そしてムカつきましたw家族同然に扱われた人たち(ユダヤ人画商の親子)を自身の出世のために裏切るだけでなく、親友の恋人まで奪おうとするあたりなんてまさに‘大学デビュー'ならぬ‘SSデビュー’みたいな奴でしたwそんな小物感溢れる元使用人の息子も主人公を苦しめるだけでなく、しっかりとやり返され「ざまあああwww」となるシーンがあったのも面白かったですw
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