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ミケランジェロの暗号のshihoのレビュー・感想・評価

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)
3.7
ナチス時代のウィーン。ユダヤ人画商一族のカウフマン家が秘密裏に所有するミケランジェロの作品。それはムッソリーニも欲するほどの国宝級絵画だった。ある日、カウフマン家の息子ヴィクトルは、使用人の息子であり親友でもあるルディに、絵の在り処を話してしまう。しかし、ルディは密かにナチスに傾倒しており、昇進のために、その秘密を軍に密告。一家は絵を奪われ、収容所へ送られる。そしてナチスは、その絵を取引の材料にイタリアと優位に同盟を結ぼうとするも、奪った絵はなんと贋作だった!本物はどこに!?

何気なくふらっと観た作品ですが、思いの外、面白かったです!タイトルとジャケット、そして時代背景からいって、少々重めの心に沁みる系作品かと思いきや。なんとこれが、ユーモアが効いていて小気味の良い、ちょっと洒落た作品。

オススメする人を選ばない、ナチス系に苦手意識のある方でも楽しめるような作品だと思います。

そしてやっぱりいいね、モーリッツ・ブライブトロイ!
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