千里

劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋の千里のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023.12.25
未来福音から10周年を記念しての劇場でのリバイバル上映にて。家での鑑賞も含めて10年ぶりくらいの鑑賞。空の境界全体通して一番の盛り上がりどころなのだけど、以前からどうにもそこまで好きな章という訳ではなく。

改めて観るとこれまではあくまで式や幹也、各章の敵キャラと式の対比的な物語だったのに対して、本章は臙条巴と荒耶宗蓮の物語であること。また空の境界の中でも珍しくFate寄りというか、魔術が中心の物語(次章もそうだが)なので全体の中でも特に浮いて見えるところなのかなと。

更にはこの章の中でも時系列が乱れていたり、つまりこういうことだったといったような描写が多く、非常に観づらいところも他の章と比べて浮いて見える。ufoなんだけどシャフト演出的というか。

そういったところもあり、一回見ただけではよく分からないところも個人的にそんなにノレない理由なのかなと。やっぱり地味でもミステリーサスペンス的なところが空の境界の良いところだと思うのだけど、本章はマンションという設定は面白いけど台詞が小説的すぎていまいち理解まで及ばず。

ただそれを加味しても見応えがあり、濃密な時間を過ごせる一本として非常に楽しめる。荒耶宗蓮てめちゃくちゃ魅力的なキャラだったんだな〜。

ロケットペンシルの件笑った 笑
千里

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