みなさんは2023年6月16日を世界三大ヒーローレーベルの作品が激突した日として記憶されているかと思います。
DCの「ザ・フラッシュ」、マーベルの「アクロス・ザ・スパイダーバース」そして今作、東映の「忍風戦隊ハリケンジャーでござる!」です。
いやそれにしてもハリケンジャー組は仲がいいというか根強い人気です。
今や恒例となった戦隊10周年企画の10YEAR S AFTERシリーズの先駆けとなったハリケンジャーが20周年でまた作品を作るというのは凄いです。
今作は江戸時代が舞台です。
主人公達のご先祖さま達がウラ七本槍を相手に奮闘する話です。
少し出てくるとはいえご先祖様ではなく20年後の鷹介や七海がどうしているかを見たかったというのが正直なところです。
全部集めるとすごい力を出すどこかで聞いたインフィニティじゃなくて天翔石を巡った戦いです。
全体的に安い作りです。
東映の姿勢は全てコレなんで変わることはないのでしょうが決まった客層を相手に切り詰めた予算で利益を確保するやり方はいいんですがマーベルとは言いませんがもっと広い客層を狙った本気の作品が観たいという思いが強くあります。
今作で良かったのはオイランダを演じた陽月華さんです。
彼女のおかげでかなりの部分で作品のルックが確保されていると思います。
全体に安いと言いましたが変身アイテムも武器もないただの忍者である江戸時代の5人が必死でウラ七本槍と戦うシーンはグッときました。
そして降臨する大江戸ハリケンレッド。
そして流れるOPテーマ。
まあコレだけで全部許してしまえるのが特撮ファンの甘いところというか、東映に付け入られているところなんでしょうね。
つぎはアバレンジャーの20周年映画か。