最初から最後まで主人公のシグネがずっとクズやろうでどうしようもねえ（笑）
絶対友達になりたくないタイプ。
世間に注目されてちやほやされて自分は特別だと思われたいあまり、副作用がえげつない薬物に手を出し深みにはまる。
気の引き方があまりに子供っぽすぎて、拗らせに拗らせている。
まわりにこんな人がいたら不快極まりなく引いた目でみてしまうのだが、その不快感、気持ち悪さの演出がめちゃ見事です。
彼氏がアーティストとして注目されたことをきっかけにモンスター級の承認欲求が顕在化してくる…という事にはなってるが、先天的なサイコパスみがある。
犬に噛まれた人を助けて注目を浴びた事が忘れられず、自ら犬に噛まれにいったり。
そういう行動が初めは笑えるんだけど、後半は度を越してあまりに痛々しく、笑えなくなってくる。
妄想と現実の映像が入り混じって、どっちが現実でどっちが妄想なのか…本人も混同してるからそういう編集でうまくみせている。
これ妄想じゃん！となった時の絶望感が半端ではない。
シグネを演じている役者さんはとてもキレイな人だったなー。素晴らしい演技。
