おばけシューター

ザザンボのおばけシューターのレビュー・感想・評価

ザザンボ(1992年製作の映画)
3.5
タイトル(ガガンボじゃないよ)で検索すると本作を含めた監督の当時の広告が今でも出てくるが、今見ると一層気味の悪いポスターに手書きで「失神者続出」「吐いて吐いて極限まであなたの体力試してください」「必ずハンカチ持参」といったキャッチコピー、肝心の内容はいまいちわからないのも手伝って、昔ネットで見た時はかなり興味をそそられた。
しかしそこには必ず”つまらない”、”しょうもない”、”金返せ”、”つまらない”、”つまらない”と言った感想もついて回るため昭和の見世物小屋的な商法なんだろうなと思って観ずにいたが、最近になって鑑賞。

結論から言うと、意外に楽しめた!
人にはおすすめしませんが。。

本作は、地方の実際の事件をベースにしたもので知的障がいのある少年が自殺しザザンボ(マタンゴじゃないよ)が行われたことを発端に、日本の田舎の闇が暴かれていくといったような内容で、基本暗くて地味な画が続くが、監督の動機ははっきり伝わりリアリティもある。(撮影前に実際に亡くなってる少年の墓を暴き死因を調べたらしい…)

ザザンボってタイトルも不気味だ(福島の方言で葬式だって。)

サンボじゃないよ、ザザンボ!