青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないの生活のレビュー・感想・評価

通信制高校に行くかえでちゃんのお話。
物語は、思春期症候群とは関係なしに、よりノンフィクションに近い形で受験生が主人公という設定でストーリーは進む。
通信制高校の見直しがされる社会で、アニメ的観点から新たな教育体系と向き合うのは新鮮だった。
ちなみに、自分も通信制高校のため、かえでちゃんの葛藤や同じ高校に通う多様性、家族とのコミュニケーションすべての情報が身近に感じられた。
思春期症候群という題材に依存せず作品を簡潔にまとめたのは映画としても成功であると思う。一方で、従来の青ブタを求めている層からは退屈という声もやはり否定できない。
私は好きだ。愛してやまない映画。