このレビューはネタバレを含みます
単純に言うと、💩の話。
だが、その中に身分の違いや社会の変化、恋愛など様々な要素が散りばめられている。
舞台挨拶で「人と物の循環の話」と説明があったが、納得。
食べたものは上から下へ流れ、出し、それが野菜の肥料になり、そして食べる。
時代の変化に適応できなかった人は命を落とし、若者が新たな時代を作り出していく。
そうやって世界はまわってきたんだろうな。
時代劇とは思えないモチーフだが、ものすごい説得力を持たせてくる役者さんたちの演技力よ。言葉で言い表せないくらい。
池松壮亮さんや黒木華さんが演技力モンスターなことは知っていたが、寛一郎さんにびっくり。二枚目だと思っていたが、素朴で純粋な青年役をモノにしていた!
佐藤親子共演シーンでは、心がギュッとなった。ユーモラスなシーンだったが、きっとお父さんは自分の時代が終わったことを悟っていたのかな…
おきくの胸キュンシーンでは、つい笑顔に。半紙に「ちゅうじ」と書いて悶絶するおきく、可愛い。
全編モノクロだが、たしか3箇所だけカラーに。厠の💩、💩被ったシーン、乙女心丸出しのシーン。なぜこのチョイス?
☆舞台挨拶メモ
黒木華さん、美しい…肌が陶器のようだった。着物姿も素敵。そしてコメントもユーモラス。
寛一郎さん、まるで海外の人のような彫りの深さ。長身細身小顔。
池松壮亮さん、いい声。イケボにうっとりする…
佐藤浩一さん、親子横並びに終始照れていた。親子で顔そっくり。美形のDNAはしっかり継承されている!