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せかいのおきくのtottsunのレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
3.7
「せかいのおきく」🎬33
江戸の寺子屋で子供たちに読み書きを教えるおきく(黒木華)は、厠(かわや)のひさしの下で雨宿りをしていた紙くず拾いの中次(寛一郎)と下肥買いの矢亮(池松壮亮)に出会う。おきくは武家の育ちだったが貧乏長屋で暮らしていた。3人は親しくなっていくが、ある日、事件に巻き込まれたおきくは、のどを切られ、声を失ってしまう。
filmarksから応募した完成披露試写会&舞台挨拶にて鑑賞。
最近白黒映画を見る機会が増えてきて、なぜこのタイミングで白黒映画を作ろうと思ったのか。
予告でみた白黒の世界でも黒木華が可憐で気になった作品。
正直扱ってるものがものだけに万人受けするような映画では無いと思うけど…
(実際、食べ物食べながらの鑑賞はおすすめしない…白黒でカバーされてたりするけど、音とかリアルだしね)
所々のシーンはとても印象的で、クスッとしたり、ジーンとしたり、可愛いー!ってなったりした。
黒木華好きな人にはおすすめしたい。
じゃあ見なくて良いのか?っていうと、そういうわけでもなく…
好みは分かれるけど、見たら見たで考えさせられたりするの。
実際こうやって江戸時代は生活が成り立ってわけだし、そうやって繋いでくれた命が今の私たちに繋がるのだから…
なんだか評価するのに悩ましい。
舞台挨拶は入退場時に自分の真横を登壇者の方達が歩いていかれて、その近さがなんだか嬉しかった。
黒木華さんが召されていた水色の着物に黄色の帯がとても映えてお似合いだったなぁ。
佐藤浩市さんが、あるハプニングに喝を入れるシーンもあったりしてとても和やかな参加できて嬉しい舞台挨拶でした。
私的には☆☆☆.7かな。
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