MovieLover5

せかいのおきくのMovieLover5のレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
4.2
2023/No.54
モノクロ映画+「世界の記憶」で戦争映画かななんて思ったら、江戸末期の庶民の、コミカル💩な映画だった。「最低」という意味ではなく、まさに💩の映画…。
「ここ、笑うとこだぞ。」と言われなくてもクスクス笑っちゃって、江戸末期の混乱など露程も知らないで、端から見ると小さな世界で、大きな世界を夢見ている、普通でありながら大切な毎日、って感じですごくよかった。
モノクロで、時々カラーになるポイントがまた面白い。

池松壮亮の存在感はすごいなぁ。寛一郎が恋愛の主人公ではあるけど、生きる主人公は池松壮亮。舞台挨拶でぼそぼそとしゃべってる彼と、スクリーンの中の彼はまさに別人で、すごい。
あと、真木蔵人がすごく良かった。出番は多くないけど、ものすごくほっこりする。で、最後は「え?」という一番いい笑いを持って行く。

モノクロ映画なので色がないけど、黒木華は武家の出身らしくきっと品のいい着物を着ているんだろうなとか、想像する部分が多くあって、そういう意味でも楽しめた。

舞台挨拶当選のおかげで、大きなスクリーンで見れて良かった♪

☆舞台挨拶
https://twitter.com/MOVIE_LOVER5/status/1652237745732075522?s=20
MovieLover5

MovieLover5