寅さん二十六作目。今回は色恋沙汰無し!
北海道の旅先で昔仲間の死を知った寅さんは彼の娘の元へと会いに行くが...というストーリー。
すみれ役はキャンディーズの伊藤蘭。いやぁこのキャストは当時らしいですな。アイドルでもここまで演技らしい演技が出来るって凄い。今とは違ってしっかりした演技指導もあったのでしょうね、そんな事が伺え知れる映画でもありました。
今回はなんと上述の通り寅さんの恋愛が無し!そのおかげでか頼れる父親代わりの様な安心感あるキャラとして立っておりましたね。そういう意味では、男性の憧れの様な人物像をしてると思いますw やはり寅さんはイケてる!
夜間学校というと後の「学校」にも繋がる要素。なるほどなぁ、自身の作品から新作の構想を得るって山田洋次は天才ですよね。しかも校長が二代目おいちゃんこと松村達雄。三代目との交代後でもこうして顔が見られて嬉しい限りです。
すみれの為に尽くした後だからこそ終盤の寅さんの去り際が哀愁感をより際立っておりましたね。この切なさが良い。