ざっくりエイリアンとの遭遇ものということでいいのだろうか？セミ・ドキュメンタリー形式で、スノーデビル・マウンテンをハイキング中に行方不明になったカップルに何があったのか、時系列を交錯させながらミステリ風に描いた比較的正攻法なSFホラー。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『THE 4TH KIND フォース・カインド』「スピーシーズ」シリーズの影響をもろに受けていて、ジャンル映画へのリスペクトを感じる。時系列シャッフルの際過去のフッテージがPOV方式で流れる部分は中弛みするけれど、72分というタイトさとテレビ映画であることも考えればかなりのハイクオリティ。ゴア描写にも力が入ってる。ハリウッドとは違う、どことなくジメっとした空気感も南米産ホラーの特色なのだろうか。スタジオ制作では作れないインディ・ホラーならではの魅力がある作品でした。
