タイトルと先入観に惑わされてはいけない、めちゃくちゃ手堅い一本。
サメやらワニやらカブトガニやらのB級系モンスターパニック映画かと思っていたら、
「家族」をテーマに、コカインをキメた熊の周りで起こる群像劇を描いたしっかりとした作りの作品。
少し下品めのジョークも含みつつ、
しっかり笑えて、
しっかりクマの怖さも描いている監督の手腕は見事。
サメのように謎能力の付与もない為、人間が勝てるかギリギリのラインで攻防しているので、どのような状況になるか読めない展開も魅力だと思います。
いや、サメと比べる事自体がおかしいんですけどね。
どうしても描写的に万人に勧めることはできないものの、
観た人を絶対後悔させない十分に面白い映画だと思います。
劇場で観なかった自分を後悔しています。