フォロワーの@mtm Fourtwosixxさんがレビューされているのを見かけ、スカッとしたくて拝観。
近年北海道の自然生態系の変化によって蝦夷シカの大量発生、駆除が行われており、それに伴いクマの出没が問題視されているそうです。そこには草木や果物しか食べないはずのクマが駆除されて放置されたシカの肉の味を覚えてしまい、人里に現れてしまうという本作とも似つかなくとも近い事情があり非常に感慨深い内容でした。さらに本作は事実に基づいた内容というウソみたいなホントの話に驚きました。
おバカパニック映画と思いきや、さまざまな人たちの人生や思いが交錯する中で全てを掻き乱すのがコカインベア！というドラマチックな展開もあり、Commodores、Berlin、Depeche Modeなどところどころに散りばめられた80年代の音楽たちやラストのGrand master flash & the furious five (本作ではPusha Tのカバー)のWhite Linesなどの挿入歌が非常に効果的に時代背景や雰囲気を演出しています。
個人的には物語後半に少年少女、悪役の追手、滝、ハープが揃うとグーニーズ感が増すことを確認できて良かったです。そういう意味では80年代頃のアメリカの映画がお好きな方にもオススメできる映画だと思います。
