原題『Cocaine Bear』 (2023)
監督 : エリザベス・バンクス
脚本 : ジミー・ウォーデン
撮影 : ジョン・ガレセリアン
編集 : ジョエル・ネグロン
音楽 : マーク・マザーズボー
出演 : ケリー・ラッセル、オシェア・ジャクソン・Jr、オールデン・エアエンライク、レイ・リオッタ、他
1985年にアメリカ合衆国ジョージア州でアメリカクロクマが麻薬密売業者が投棄した大量のコカインを摂取し、薬物の過剰摂取により死亡した実際の事件をモチーフにした、コカインを食べて凶暴化したクマが起こす騒動を描いたスリラー・コメディ映画。
「クマちゃん」映画。
楽しかったです。
凶暴化した熊に襲われる血まみれの惨劇を、絶妙にクセの強い人間たち(森林警備隊の中年女性を演じたマーゴ・マーティンデイルの怪演は笑った)と親しみやユーモアを感じさせる熊描写でユーモアや愛情を混ぜつつ、きっちり恐怖とスリルを味わえるバランス感ある一作でした。