ネトフリ新作ドキュメンタリー。
その凄まじい映像には驚異と脅威を同時に感じた。この作品こそ、ドキュメンタリー斯く在りきです。

全部観てません。

ニュージーランドのワカーリっての？ってところに観光に行って、火山を観に行ったら噴火して巻き込まれたってドキュメンタリー。最近って、みんな携帯でヴィデオとか撮るから、どんな感じなんだろ、って思って観た。

この内容で２時間どーすんだよ、って思ったら、最初の方はこのリゾート？の紹介みたいな、すげーいいところ。でもここも『ホワイト・ロータス』シーズン１と同じで、白人が土着の人の土地を奪って観光地にしたのね、って感じだけど。

とてもいいところなのはわかったが、火山の歴史とかそういうのには興味が無く、ただ「衝撃映像」が観たいだけだったので飛ばす。

いやーすごいわ。噴火した後の映像は、当事者じゃなくて近くにいた船で観光してた人たちが撮ってるんだけど、怖い！！

当事者たちの映像もあって、とにかくカオス状態になってる。良くこれで生き残ったなあ。「生き残れて良かったね」じゃなくて「生き残れたのがすごい！」って思っちゃう。

生き残った人たちのインタビュー観ていても、皮膚がただれた跡がある。すごい、あんな焼かれて歩いて逃げたなんて。まさに「火事場のバカ力」なんだろうか。

この中盤のところしか観ていないので、他がどうなのかはわかりません。

ニュージーランドのホワイト島にある ファカアリ火山で2019年に発生した実際の噴火による事故と、そこからの生還のドキュメンタリー。

ドキュメンタリーは好きで、BS世界のドキュメンタリーなど様々なものを観ているのですが、ネットフリックスがしきりにオススメしてくるので視聴しました。

映像は生存者や被害者の方の家族、レスキュー、地元ボランティアなど関係者のインタビューと被災者のスマホ映像含む当時の映像で構成されており、救出にあたった方、特にボランティアの方々の危険を顧みない献身的な活躍には心を打たれます。

ただ正直、このケースは天災というよりも人災だと思います。

ファカアリ火山は世界有数の活火山であるにも関わらず、噴火警戒レベルはレベル１～３までの三段階しかない上に「レベル１＝危険なし、レベル２＝噴火活動あり、レベル３＝噴火中」という、全く意味がないものでした。

事故発生時はレベル２。この状態で観光ツアーをやっていたのですから異常です。しかも、ツアー客の「前回の噴火はいつ？」の問いに「前回は2016年、その前は2013年」って回答。３年周期ってことは？って考えますよね。。

私も海外旅行で現地アクティビティツアーに参加することがありますが、国によっては素人目にも大丈夫？って思うこともあり、運が悪ければ自分も危なかったこともあるのかな、と背筋が寒くなりました。

不謹慎ではありますが、真っ白と真っ黒の噴煙がまだらとなって立ち昇る噴火のシーンには美しさも感じました。今回のケースは、立ち入ってはいけない神聖な自然の領域に人が立ち入ってしまったように感じました。

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