Halow

列車の娘のHalowのレビュー・感想・評価

列車の娘(2009年製作の映画)
4.0
「フィクションとは思えない」と驚いていたら、本当にフィクションではないらしく、少し戸惑った。
とはいえ、そういうセンセーショナルな物語だけがこの映画の魅力ではないとは思える。たとえば、映画で煩雑になりやすいPC画面とその画面を見る人物の撮り方は非常に巧妙だった。

一見、あまり列車に関係ない映画に見えるが、列車を円(車輪)や「人を運ぶもの」として捉えると、ローラースケートや人が輪になって走るシーンと結びつく。テマティックな解釈をすれば、重要なモチーフとして機能しているとは言えるのではないか。
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