トランスマスター

エンド・オブ・ハルマゲドンのトランスマスターのレビュー・感想・評価

2.0
♯83 ルシファー復活計画

舞台はイタリアのローマ
主人公は美術史専攻の美大生のローラ
遥か昔、熾天使ルシファーは神への反逆戦争に敗れ、彼をフルボッコした大天使ミカエルによって、逆襲を誓う呪詛の言葉を吐きながら地獄へ落とされてしまう。
そして現代、ローラは、バイオテクノロジー企業を隠れ蓑にした邪悪なカルト教団に誘拐され、キリストの聖骸布から採取された遺伝子を変性した悪魔の子種を注入され孕まされてしまう。これこそが、ルシファーの地上降臨への奥の手だった。これを阻止する為司教の身体を借りたミカエルの悪魔狩りが始動する。

◆良い点/注目ポイント
・チェコの映画の為言葉が不安でしたが、アメリカ英語で助かりました。
・ヴィランの組織が、偉人のDNAを培養し、代理母が産んだ神童をセレブにオークションで販売するアイデアは新鮮です。
・CGや演出などそれほど期待していなかったのですが、海外ドラマ『スパナチュ』レベルの映像美です。

◆改善点
・ローラの体内にいる胎児が、ジーザスなのか、ルシファーなのかわからなくて混乱しましたが、黒い蛇の触手がルシファーということが後で判明しました。
・教団のパシリをしている謎の怪力なクリーチャーは何者?異星人?地獄から来た人?

◆総括
・ジャケットの絵面が派手で、邦題がハルマゲドンというタイトルなので、MARVEL映画並みに空中での激闘を想像していましたが、憑依された人間同士による駆け引きでした。

-2024年83本目-