今野ぽた

658km、陽子の旅の今野ぽたのレビュー・感想・評価

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)
4.2
つい最近、青森を目指した。とはいっても新幹線で、流れる景色を眺めていたら青森だった。それを思えば、陽子がヒッチハイク辿った658kmはなんと遠く険しい道だったろう。様々な人がいて、様々な土地の記憶がある。そんな当たり前のことを考えながら見た。
菊地凛子の演技が圧巻。そしてジム・オルークの音楽が切なくも手触りがある。震災文学としても観れる映画だったと思う。

性暴力の描写があることは注意書きがあってもよかったかもしれない。
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