658km、陽子の旅
青森県出身42歳 独身
就職氷河期世代の在宅フリーター
親と20年以上断絶中
父親の葬儀に渋々帰省することに
所持金2,432円
楽しくないヒッチハイクで一期一会の旅
菊地…
2023年7月29日@アップリンク京都
第25回上海国際映画祭コンペティション部門3冠(最優秀作品賞・最優秀主演女優賞・最優秀脚本賞)受賞した2023年注目の邦画。
最初から最後まで、圧倒的「菊地…
このレビューはネタバレを含みます
仕事もうまくいかずフリーターで長年の引きこもりでコミュ障の陽子。疎遠になった父の訃報を知り、故郷へ車で向かうことに。アクシデントによりヒッチハイクで東京から青森まで658kmを移動するロードムービー…
>>続きを読む旅を通して自分自身と向き合い気持ちが変化していく陽子の姿は、少し自分とも重なる部分があり、とても心打つ作品でした。青森までのほんの数日のこととは思えないくらい内容濃く描いていたので、陽子の気持ちを痛…
>>続きを読むテアトル新宿。感情を全部言葉で説明するなら映画の意味なし▼汚部屋に住む、社会性小学生以下の40女を現出させた菊地凛子は見事。過剰なノイズと併せ、不快感を植え付けることが最終目的ならそれなりに成功▼ク…
>>続きを読む旅の中での、主人公が徐々に心を溶かしていく様子を、菊地凛子が見事にかたちにしていた。それを表わす固定キャメラでの長回し中心の何台もの車中のショットも、それぞれにどれもアングルが見事で、目を強く引きつ…
>>続きを読む©2023「658km、陽子の旅」製作委員会