このレビューはネタバレを含みます
絶大な人気を誇る劇団SEVENは、新たなメンバーも加入し新規公演も控えていた。
そんな折、カリスマ的な存在の劇団のリーダー・蘇我が急死する。
蘇我の不在が大きな影を落とす中、劇団員達の間に入った亀裂は修復不可能なほど大きくなり、ついに予想もつかない結末を迎える。
舞台を中心に活躍するキャストが集まり、熱量の高さを感じる作品だった。
ほぼワンシチュエーションかつサスペンス要素が加味されたことで緊張感が生まれ、派手なアクションや大立ち回りも迫力があって最後まで見応えがあった。
ただ後半は劇団員同士で殺し合うバイオレントな場面が大半を占め、これは予告を観た限りでは予想しえなかった展開。
俳優さん目当てで鑑賞する方も多い作品だと思うけれど、グロ耐性が高い人ばかりではないし心の準備もできずに観ることになるので少し心配になってしまった。
044 / 2023年
