なんか、現実で、俳優に、言ってるのかな、みたいな感じになる脚本部分も多く、わかってんじゃん、わかってんのにいつもは砂糖という名のお菓子をつくってるのねそちら側は、みたいな制作側に対する気持ちが生まれたりもしたりしなかったり。
いつもは砂糖を提供してくる制作陣によって現実を叩きつけられつつも、新人の風を浴び、だがしかし新人が輝くまでの道のりに砂糖という過程が必要であること(つまり劇団SEVENという「売れている」場に属すること)もなんとなく感じちゃいつつも、6人が蘇我に対して想いを抱くも蘇我にとっては自らの理想のための駒にすぎなかったというようなニュアンスも感じられつつも、蘇我の目にとまったのは新人であり6人ではないところが現実とリンクしそうで皮肉めいてたり、あとはやっぱりシェイクスピアが重ねられてるところ。
どうにも孤独だった。
なんか、制作にはイツメンが関わっていること、そして出演者もイツメンであること、それがほんとに演劇界におけるアンチテーゼ的な位置づけとしてつくりたかったんではないかと思わされるわけで。
なんとも孤独で皮肉な悲劇めいたものを感じさせられるのだが、どうも心の奥までは刺さらないような厨二めいたものを感じちゃったり、随分真剣に、これは受け取れるものがあるタイプの作品かもしれぬと意気込んだが結局はどこか空虚な感じがあり。
自分の作品の見方を、どちらに全振りすべきかがバグる映画だった。飴見に来たっけ?それともちゃんとしたお菓子?と。
演劇業界せちがらいね、とかいう言葉でまとめたくなっちゃう映画でした。
でも、やっぱり流石な殺陣で関心しちゃうし、しょうみじぱおぺにはあがっちゃうし、かっこいいことには間違いがなかった。超短期間で撮ったこともすべてが、前述したリアリティに繋がり、なんか感想の軸がブレまくってしまうのだが、かっこよかったので。かっこよかったので。かっこよかったので。
とにかく色々考えたよ。でも結局考えたっておたくは辞められないし、どう足掻いてもかっこいいんだよなあこれが。
かっこいいです。
てかほんと蘇我って罪なヤツ~ ₍ᐢ..ᐢ₎
あそうだ追記、耽美さが中途半端っていうのがいちばん完結なまとめなきがする!