ヒラリー

春のめざめのヒラリーのレビュー・感想・評価

春のめざめ(2006年製作の映画)
3.9
めちゃくちゃ美しい映像だった…
塀越しに見るサングラスをかけた年上の女性と自分の家の掃除婦
2人への想いに揺れ動く16歳の青年の淡い恋物語
尺が短い割に話もコロコロ展開していくので、お、おぅ…って思ってたら終わってた。
日本の男の子ならもっと泥臭いというか、もっと生々しく性を感じそうだけど流石ロシア、えらく御洒落に昇華されていました。
美し過ぎてあまりエロさを感じなかったんですよねー確かに、魅力的ではあったものの…
ラストの呆気なさもロシアっぽい。幸福な感じで終わる映画に覚えがない。
ガラスに油絵具を乗せて、手で少しずつ調整して撮影する技法だそうで…(映像特典アレクサンドルペトロフの自画像)
簡単に出来る物は何も無くて、デジタルを信じていない二人の話は作風にも現れてるなぁ。
他の作品も見たい。
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