ぶるーべりー

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のぶるーべりーのレビュー・感想・評価

4.0
しんちゃんがティッシュ配りのお兄さんと超能力バトルする特撮みの強いクレしん映画。
この映画、何年も前から3D化の企画として進めてきたらしい。
そのためかは分からないけど近年の作品とは違う趣があった。

まず明確にファミリー向け。
サブタイトルにもなっている手巻き寿司、一人で作る人はそうそういないだろう。
作中でも手巻き寿司は家族の幸せの象徴のように扱われている。
それも「野原一家ファイヤー!」的なノリとはちょっと違うというか、孤独な青年との対比で家族の大切さを強調していた。

次に過激な表現がちょっと多め😅
洗脳ヘッドギアみたいなのが出てきたり、昔はあったらしいみさえのぐりぐり攻撃が復活してたりした。(ぐりぐりは未遂だけど)
幼稚園にヤバい人が立てこもるようなシーンもあってかなり攻めてる。

全体的にちょっと昔のクレしん映画の雰囲気がする。
全方向に配慮して丸く収めることを意識した最近のクレしん映画には無い、誤解を恐れないド直球の表現だった。
好みかと言うと正直そうでもない内容だったけど、ロボとーちゃんとか暗黒タマタマにちょっと近い雰囲気を感じました。

あと3Dは何の違和感も無く見れたし後半のシーンの迫力は3Dならではの部分もあったと思うので、映像的には大満足でした!
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