茜雫

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレインの茜雫のレビュー・感想・評価

4.3
大好きな哀ちゃんで2023の映画初めができて大変幸せです。ミストレを映画館で上映しようって言ってくれた人だれ〜〜〜!?!?!?ありがとう〜〜〜〜〜!!!!!😭😭😭

単行本は全巻追っかけてるし、この頃は毎週アニメも欠かさず見ていたので、ミストレをテレビで観ていた時から「なんでこれ映画館じゃないんだろう」と思ってたんだけど、今回実現してくれて本当に嬉しい。
最初の「私は科学者の宮野志保」から最高だったし、「小さくなっても頭脳は同じ。ミラクルキュートなサイエンティスト(コナンくん「ミラクルキュート!?笑」)」ってとこで「映画代の元取った〜!!!」という気持ちでした。可愛すぎ。初期の哀ちゃんだったら絶対言えなかったそういうセリフを、時間をかけて打ち解けて言えるようになったんだなぁ。

抑えるべきところをしっかり抑えてくれてて製作陣には感謝しかない!総集編として素晴らしいクオリティでした。緋色の不在証明の時も感動したけどね。
バスジャックのシーン回想でモノクロにしてたのもよかったなぁ。サングラスとって帽子被せるシーンもよかった。欲を言えば「そいつ(眼鏡)をかけてると正体がバレねーんだ!」のシーンも欲しかったですけど……(欲言い過ぎ)。
ミストレをしっかり主軸にしているからすごくよくまとまった物語になっていたし、改めてミステリートレイン、マジで贅沢なキャスティングだな……と感動した。こんなものがテレビで放映されていたんですね。大問題ですよ。(?)

わたし本当に灰原哀が好きで、灰原哀とコナンくんの関係性も本当に本当に大好きなんだけど、哀ちゃんとコナンくんって相思相愛なんですよ。でも相思相恋ではないのね。コナンくんは哀ちゃんに対して一種特別な感情を抱いているし、あれを愛と呼ばずして何と呼ぶという感じじゃん?(でも新蘭が前提です)
哀ちゃんは哀ちゃんで、工藤新一の人生そのものを狂わせてしまったという大きな大きな罪悪感を抱え続けているわけで、それはたとえどれだけ温かい気持ちを与えられてもどれだけ彼に頼りにされても手助けをしても(おそらくAPTX4869の完璧な解毒薬が完成しても)、消えることも塗り替えられることも、もしかすると薄れることすらない。そんな中このミストレで彼女が選ぼうとした切り札が〝死〟なんだよね。ただ、バスジャックの時と違うのは、逃げた先の死じゃなくて運命を受け入れたが故の死になっていると思う。哀ちゃんは間違いなく成長しているんだけれども、いざという時に自分の命を諦めずに済むようになるまでにはまだ少し時間がかかるだろうし、それにはきっとコナンくんの力が必要不可欠なんだろうなというところが、今回久々にミストレを見て感じたところでした。

あとこれはもう話が別だけれども大画面で見る予告編やばかった〜〜〜〜〜!!!!!最初の大学教授殺人事件の回想でも思ったけど、あんな大画面で!泣かせないで!!灰原哀を!!!(わたしも泣く)
4月の映画本当に本当に楽しみです。わたしベルモットも好きだから黒の組織絡む話はマジで見所しかない。初日の朝から行きたいのにどうしてわたしはその頃には社会人になってるんだろーな!?泣


2023_01
茜雫

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