時代劇って歴史物として鑑賞してしまうから感情移入できない作品が多かったけど、この作品は他の時代劇とは全く違った
忠太郎の名前を母親が呼びかけた時に涙が止まらんくなってしまった
カメラワークも昔の作品…
疑似的な母との触れ合いで錦之助が瞳を閉じて涙を流すクロースアップにおいて瞼に浮かぶ母の表象は、決して触れ合うことのない木暮との長回しのショットによって表象不能な物自体となり、ラストにおいて瞳を開いて…
>>続きを読む母を訪ねてモノの任侠映画。
映画のキモとなる最後の母との対話シーンなど、おそらくスタジオ的な理由から各俳優のアップを撮らずに見てると思うのだがそれが全部良い方に向いてる。
最後、主要人物が死ぬで…
男と女の行き違い、或いは情念とロマネスクの世界。これこそが東映時代劇、又は任侠映画に通底する一種の美学でもある。
『沓掛時次郎/遊侠一匹』と同じく長谷川伸原作で加藤泰監督の代表作の一本なのだが、公…
加藤泰監督作品。
中村錦之介演じる忠太郎は、5歳で生き別れた母親を探して旅を回るが・・・という話。
アクションシーンよりも母親を探す過程でのセンチなシーンに力を入れている。
この映画の錦之介は優し…