瞼の母に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 2ページ目

「瞼の母」に投稿された感想・評価

ひる

ひるの感想・評価

4.1

ローアングルシークエンスショットがバチボコ決まっとるな。特にラストの殺陣場面があっさり仕上がってて、それが忠太郎の虚無感をより際立たせる働きを見せている。被写体に対して円を描くようにして回るドリーシ…

>>続きを読む
砂場

砂場の感想・評価

4.2

1930年に書かれた長谷川伸の戯曲「瞼の母」は、何度も映画化、ドラマ化されているスタンダードだ
今作は加藤泰のあふれるエモーションと、アクションに痺れる
まずはあらすじから


ーーーあらすじーーー…

>>続きを読む
otomisan

otomisanの感想・評価

4.7

 錦之介の忠太郎の優し気な感じに心打たれる。金町の舎弟のおっかさんに手を添えてもらいあの告げ文を記す様子の睦まじさは、そのふみの凶状宣言に似つかわしくない。
 こんな忠太郎の素顔のちぐはぐさが錦之介…

>>続きを読む
木暮実千代と相対した時の錦之助の震え。
それまで超人・聖人めいていた忠太郎の人間がそこで爆発する。

その前座が浪花千栄子・沢村貞子なんて贅沢。

1962年の加藤泰監督作品。ああ、切ない。この人の映画は構図が完璧過ぎる。基本長回しで役者の力量を十二分に発揮する演出がたまらない。母への憧憬に苦悩する中村錦之助の泣きの演技が素晴らしい。ラストの歯…

>>続きを読む
NoriD

NoriDの感想・評価

4.2

「上下の瞼ぴったり合わして、じーっと思いだしゃ、あわねぇおっかさんの面影が出てくる。」錦之介のポロポロっと涙がでてくる場面。
母と再会して、子供のようにはしゃぐ錦之介と対照的な母。このシーンのどちら…

>>続きを読む
さっ

さっの感想・評価

4.5

湯島天神の富籤のシーンは江戸時代にゲリラ撮影したんじゃないのかってくらいモブの撮り方がヤバい

中村錦之助と何人もの母親たちとの対話シーンにおける長まわしはいずれもテンションが異常なレベルで維持され…

>>続きを読む

前景と後景、右と左、気づいたら長回し、加藤泰の刻印と情感バリバリ。演劇的な引きの構図主体の画面の流れの中でふと挿入されるクローズアップの破壊力。母ちゃんが忠太郎を追っかけようとしてお茶こぼすシーンで…

>>続きを読む
シナリオ8.2
絵 9.5
俳優 9.0
テンポ9.0
音楽8.0
発想7.8
好み8.2
ぎぎぎ

ぎぎぎの感想・評価

5.0

忠太郎が去る→追いかけようと立ち上がる→お茶をこぼしてハタと止まる→畳に目線が落ちる→息子がさっきまで座っていた場所に触れる(ここで泣きすぎて自分の眼鏡が曇る) 何層にも奥行きのある画面と神がかった…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事