何が主題なんだか、さっぱり意味が掴みづらかった……。笑
加藤泰らしいリズミカルでパワフルな描写は江戸時代をイキイキと生き返らせていて好きだったけど、芝居も大仰なわりには芯を食ってない気がしてしまった。
一緒に見ていたおじいちゃんは、忠兵衛（名前を間違えてる）がお母さんと最後に会わなかったのが相当納得いかなかったみたいで、続きがあるはずだと繰り返し言っていた。
昔、田舎芝居では鉄板の演目だったらしく、この物語自体は知っている様子だったのも面白かった。
最後は「忠兵衛、可哀想だなってところにみんないいなってなるのかな。あんなの大威張りで（自分が）勝ったって言って再会すればいいのにな」と渋々あのラストを受け入れていた。
