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君たちはどう生きるかの4のレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.9
マジでムズい。
スコアは主に映像美での評価。
ストーリーは3.5あるかないかくらい。
残念ながら私は、勝手な期待でストーリーを見に行ってしまった、それが良くなかった。
この作品の対象とされている層は、「ジブリ作品が好きで、宮崎駿の世界観が大好きな人」に絞られていると思う。

宮崎駿のジブリを浴びれるのは間違いない。
ジブリ作品のオマージュが各所に散りばめられていた気がする。果たしてオマージュと言うべきか宮崎駿ならではの作風表現なのか、受け取り手には分からないけど。
ストーリーに関しては、人に見せる気があんまりないと思う。奥に何かがあるのに、それにどうしても手が届かなかった感。
多分こういう感想も受け取り手次第で大いに変わるんだと思う。そういうタイトルだし。

起承転結って言葉も通用しない、起起起転って感じ。承のしの字もない。結末は貴方が決めてねって締め方だったな。エンドロール入ってきた時「え?」って言いそうになった。

でも、映像は本当に評価されるべき。火の粉の舞うシーン、人物の一挙手一投足が本当に生きている。服のなびき方、坂の登り方、一人一人の歩き方、眠っている時の呼吸、全て人によって違う動きが描かれている。生きている人を描く時にジブリ作品の右に出る者はいないと思う。
ジブリの映像を浴びたい人は本当におすすめ。
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