このレビューはネタバレを含みます
(後からまた色々書き足していきます)
初日朝イチ鑑賞。大人の状態でこの作品に触れることが出来て良かったってのをまず言いたい。ポスター1枚だけでこの日を迎えて、お馴染みの青いトトロの画面が映るまでこんなにドキドキした気持ちで映画と対峙できるのはこの先もうないと思う。すごい経験だった。
ストーリーは難解、どこまでが現実でどこまでが幻想?というのが混沌としてる。たぶんこれ子供時代に観たらよく分からないな~で終わってたと思う。てか万人受けはしない。ネタバレしようとしてもなんて説明したらいいのか分からない。なんか少し精神世界というか、宗教思想の匂いがする危険さもある。火事のシーンとか走るシーンとか動きがえげつない…ジブリのクオリティはどんどん上がっていく。話じゃなくて絵で見せるアニメ。これまたどえらいもんを作ったな。
生と死、出産(受精?)、心の闇、なんかいろんなメタファーがどんどん出てきて震えた。拾いきれないってこんなの…言葉で説明しない(キャラクターが心情を喋らない?)分、たたみかけがすごい。早く絵コンテを見たい気持ちが高まった。
あとジブリファンというにはニワカな自分でも分かるくらい、今までのジブリ作品の構図・画面構成・キャラクターの動作なんかがたくさん出てきて感動しました。なんならそこ1番刺さったかも(笑)もののけ姫、千と千尋、ラピュタ、ハウル…は間違いなくあったはず。ってか多分全作品の要素入れてますよねって信じたい。そんな所にも最後感出されちゃって、ウルウルしちゃった。
これは1回じゃ絶対に足らない。恥ずかしながら君たちはどう生きるかを読んでない自分は、読んで眞人と同じ状態になってからまた鑑賞しようと思う。早くパンフレット出てくれ~~~。
最後…とか何とか言って、またまた引退先延ばしにしちゃう宮崎監督に期待します!