このレビューはネタバレを含みます
本当に備忘録。
教訓、寝不足で映画館に行ってはいけません。
もう一度見てその時にはきちんと
レビューし直したいと思うので悪しからず…
戦争で母を亡くし
飛行機工場で働く父と再婚相手のお屋敷へ
そこには不思議な建物
どうやら空から降ってきた曰く付きらしい
転入先では級友と折り合わず
再婚相手の母も神隠し
怪しいサギ男に誘われて入った建物は
複数の世界にまたがってそびえるという
ここで一気にファンタジー加速
鳥が世界支配してたりするね可愛いね
船の人と火の女の子
寝不足だったのでこの辺り注意力散漫
ごめんなさいあなたたちへの理解がまだまだ薄い
ただ物語の序盤で出会った人が
次の舞台へ手助けして
バトンを繋いでくれるような展開
お、なんだか人生のようだ
再現できそうなちょうどいい塩梅の
ジブリ飯を披露してくれてありがとうヒミ
なんやかんやあって
過去に本を読み過ぎて
頭おかしくなって失踪したという
ご先祖の大叔父と出会う
(ここもうちょっと、なんかあったんじゃないか…)
でもどうやらそっち側の世界の主
この世界を託したい叔父
引き継ぎたい世界 紡ぎたい物語
それに困惑する少年
悪意への自覚があるのがいい
この辺の葛藤の描き方が
ファンタジーと現実の世界を繋ぎ合わせる
印象に残ったのは冒頭
火と人混みを掻き分け疾走するとき
まるで水中をもがき泳ぐような描写
死んだ母の姿が水のように流れ崩れるシーン
水と炎、自然と宇宙の表現
これが宮崎アニメーションの素晴らしさ
あとどうしても言いたい
安心感たっぷりジブリおばあちゃんズ
やっぱりジブリはジジババがいなければ
この映画の評価が高い人は
きっと、「宮崎氏のこれが見たかった」という人
この映画の評価が低い人は
ストーリーの辻褄や腑に落ちる感覚が欲しい人？
私は見終わったあとはポカンとして
噛み締めて、思い出して、書き起こして、
おやおやなんか思ってたよりずっといいぞ？と
あとからジワジワ出てくる旨み成分を噛み締めてるタイプ
無口なジジイがやってる居酒屋に
つい1人で入ってしまい
ほろ酔いでこんなこと書いてる
結局アニメーションは素晴らしい
締め方がダサい
※2回目鑑賞※
前回いろいろ考えすぎてしまったので
頭を空っぽにして再鑑賞。
純粋にすごく楽しめた。
全人生を懸けて一つのことを
突き詰めてきた人が作ったもの。
説得力が違いすぎる。
「君たちはどう生きるか」っていう言葉を
124分に渡って見せつけられて、
立ち尽くす感覚でした。
