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君たちはどう生きるかのNのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

情報過多で溺れ死ぬんじゃないかと思う昨今の状況下で宣伝しない宣伝を貫いた今作。何も情報がなくてワクワクするのってスティーブ・ジョブズがAppleの製品発表をしてた時と同じくらい、久しぶりにワクワクが止まらなかった!!!
今年の1月5日で82歳になった宮崎駿🧓🏻
その最新作が2020年代に観られるって、日本の医学の進化に感謝しないと、、と思いながら1分1秒大切に何のメッセージを込めて作ったのか考えて観た。

結果、よく分からなかった。笑
ただ物心がついた時から、母の影響でカセットテープが擦り切れるほどとなりのトトロを初めジブリ作品を見て育ち、今作を観てる中でオマージュ?が散りばめられてるのが分かって嬉しかった。相変わらずご飯が美味しそうだし、映像を観て匂いや温度が想像できるし、それは常人ができる技ではないと思う。オマージュがこれだけあったことが過去になく、もしかしたらこれで宮崎駿の長編アニメーションが終わる(遺作になる)って直感だけどそう思ったから、公開中に何度も観に行きたい。

"君たちはどう生きるのか"これがテーマだとして、例えばペリカンがワラワラを食べちゃうシーンでは「ワラワラが可哀想!ペリカンをやっつけろー!」と思うけど、反対にペリカンの声を聞くと「魚がもういなくて、空高く飛び続けてもこの島に戻ってきてしまう。食料がワラワラしかない。」と声を聞いて「ごめんね、そんな事情だったとは、、」となる。結局第一印象に囚われたり一つの方面でしか物事を見たりするんじゃなくて、多方面から考慮した上で自分だったらどうする?って、考えさせられてる(宮崎駿に試されてる)んだと思った。

観る人に考えを委ねる映画だと大ヒット、、はしないかもしれないけど、多くの人がこの映画を観てほしいなって思った。
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