NAMEMI

君たちはどう生きるかのNAMEMIのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日に鑑賞。意味はずっとわからない、けど、どんどん引き込まれる。分からないまま物語が進んでいって、それでいてたまらない没入感。ジブリの世界に飲まれる。ジェネリックジブリはたくさんある。けど、本物のジブリはこれ。本物のジブリの見たことないお話を見ている感動。スクリーンで見て。きっとわけわからなさに没入できるのはスクリーンでないと無理だから。小さな画面で見てたら、きっと寝てしまうような不思議な世界。わからなさ、おいてけぼり、だからこそ自分で考えるでしょ。

ずっと分からなかった。けど、第二次世界大戦で核爆弾が落ちて、人類が一線を超えてしまったこの世界は積み木が崩れたままのどうしようも乱世ってことかな。積み木が崩れないように整備してくれてた人は不在になって、だからそのあとの世界は1人1人が友達を作って、悪意をなるべく小さくして、やっていくしかないのかな。あと、生命が生まれることの神秘と怖さとグロテスクさ、なんとなく、ぼんやりと感じた。誕生は死とすごく近い雰囲気なのかも。
色んなモチーフとか言いたいことを散乱させて、後はお前らで好きに考えれば?みたいなスタンス。存分に考えます。
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