ハル

君たちはどう生きるかのハルのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0
TOHOシネマズ日比谷の初回IMAX上映にて。
内容について言えることは何もなく、それぞれが劇場で受け取る感情を大切にしてほしいなぁと思うのみ。
そう感じさせるには十分なジブリ色。
既視感と新感覚を同時に味わえる不思議なフィーリングがたまらない。

宮崎駿監督、まだやり続けてくれるみたいだけど、作品毎のスパンと年齢的なことを鑑みれば、もしかしたらラストかもしれないよね。
そういった意味でも集大成であり、エモーショナルな一時となった。

予告が終わり、スクリーンに絵が映し出される瞬間「あ、ジブリだ!」と、会場の呼吸がピタッと合わさるワクワク感。
劇場へ足を運ぶ理由はそれだけで十分じゃない?
平日の朝に劇場が満員に埋まる、一切のプロモーション無しでそんな事が可能な作品を体験できる機会はそうそうないよ。
『宮崎駿とスタジオジブリ』が築きあげてきたアニメ文化の素晴らしさ。
童心にかえり、懐かしい記憶と邂逅する時間にただただ感謝の気持ち。
ハル

ハル