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君たちはどう生きるかのenaのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

事前情報とか感想とか
先入観が入る前に
一人で集中してみたんだけど
そうしてよかったと思います。



















宮崎駿の集大成だと思った。
あと何作、駿の映画を見れるのか。
この映画が最後になるのか。
終わらないでほしいな、と思う時間だった。

日本に産まれて、スタジオジブリで
たくさん素敵な映画を作ってくれて
リアルタイムでジブリ映画で育ったことを
幸せに思います‼︎

宣伝なしにしてくれた鈴木さんにも感謝。

商業的に大成功して世界が期待してる中
本当にやりたいように自由に創りたいものを
創れたのかな?
色々枷がある中で、
これから駿が死んだ後の
世界の人達に遺したいメッセージなのかな、
と思ったよ。


ネタバレでは無いけどなんとなくネタバレボタン押します。


今回はテーマがすごいので、
私にスコア評価はつけられません。


駿の深淵とか宗教とか死生観とかを
感じた。
多分クリエイターとかアーティストとか
表現する人たちは
最後にいきつくのは
このテーマなのかな、という印象。

親の死、戦争、トラウマ、人間の業、
汚さずるさ、したたかさ、
強さ、優しさ
世界平和、新しい命、希望、友達
家族、世界の均衡、前世や繋がり的な?
そんなメッセージを
ぜーんぶひっくるめて
不思議とかわいさと
親しみやすい間抜けさと
意味不明さと
ジブリの今までの素敵なシーン
ミックスしたような感じかな。


そんなキーワードでしょうか。。。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
追記、忘れないようにメモ
(以下本当のネタバレ)


最初の方の火事の中の
突風で人の顔が
揺れているシーンの
描き方がすごかった
ひきこまれた


見ている最中に
帝国はやっぱり悪の象徴なのか
とも思ったけど、
かわいいインコなところが
どっちが悪でどっちが正義とは
描かないとこが
なんだかよかった。
なんでインコかはわからなかった
でも私があの世界に入ったら
モブインコだな


川のボートも死人がたくさん
乗ってるの、わかりやすかった。
風立ちぬや紅の豚は
飛行艇や飛行機だった

ペリカンのおじいちゃん
の最期のシーンがとてもよかったよ。
見る立場によって
善悪がかわる

去年こどもを産んだので
親と子のシーンは
ほぼ泣いてしまった。
『あなたのお母さんになれるなんて
 素敵じゃない。』すごかった。


使用人のおばあちゃんおじいちゃんたちが
ジブリらしくてとてもよかった。


少し不思議な
SF映画。


当時の時代背景的に
戦争で夫を亡くした妻が
その兄弟と結婚する話は
よくあることなので、
お父さんがそっくりな顔の妹さんと
結婚して恋愛したことは
主人公の感情は抜きにして
収まりがいいなと思った。



キムタクだけはキムタクの声だ!って
わかった笑笑
国村隼人も。
菅田将暉ファンなのに
全然わかりませんでした。
そこも含めて菅田すごい。

エンドロールも最後まで
おおっとなった。

火野正平と
小林薫と
スタジオポノック!


同題名の本とは
タイトルしか共通点なし。
劇中に少しでてくるだけ。
私が死にそうになった時は
どんな本を子に残すかなあ。
またコペル君の方も
読み返したい。
駿がどう感じて
この映画を作ったのか
想像しながら読みたい。
宮崎駿の生い立ちとか
調べたい。


私は映画館で事前情報や感想が入る前に
見てよかったけど
これはハマるハマらないが
別れそう。


テーマが壮大なので
しばらくトリップして考えてしまう。
というか難しい。
何回も見たいけど
考えると疲れる。
インコだった意味とか。
鳥カテゴリーで
色んな
役割をあてたのか?


これからは
あまり余計な事前情報をいれずに
自分が感じたままにみて考えて
純粋に映画をみたいな、と思った
ena

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