まち

君たちはどう生きるかのまちのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんっとに最初の感想は、このタイトルが無かったら私着地できなかった…って感じかな…
駿…メッセージをファンタジーなエンターテイメントで包んで2時間見せる力が未だ衰えなくて引退しないでくれ…と強く願っている。

3つの選択肢を提示してそれぞれを描いて、最終的に眞人に選ばせたけどどれでも良いことも描いてたなと思う。
過去を追うか(母)、未来を選ぶか(父)、使命(自分の外の誰か)を選ぶか(大叔父)。
どの選択をしても眞人らしい、と思えた。

牧眞人が本当に美しい人間で、ジブリの主人公の最終形態ぽくて…めちゃ…すき…
個人的には学校でケンカして学校しばらく行かなくて良いように自分で怪我するところとか、ジブリの主人公みと現代感覚が混ざってる感じがしてめちゃ好きだったな。
(特に最近の)ジブリ主人公は、あの幼さがいいんだな〜って思う。純粋で真っ直ぐで間違いも犯す。迷い込んでしまうファンタジーの世界は、小さい頃見た夢だったのかもと曖昧な境界線の上にあって頭の片隅に残っている。
子どもの頃はこのファンタジックな世界がわけわからんけどワクワクしたし、大人になってからも楽しいよ。

作画が、とんでもなさすぎて繰り返し見たい。序盤の家事の中走るシーンの見せ方…アニメーションでどこまでも感情を描いていくじゃん。見たことない。本当すごい。圧巻。
あと、眞人の服の厚みがあんなにシンプルな線で表現できるなんて…本当にうまいアニメーターの線を大画面で観れるの日本のアニメーション映画って贅沢だよね。
まち

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